Live

岩男潤子さんのコンサートのため、京都まで遠征。といっても片道1時間半くらいなの距離だけど。コンサートに行くのは、3月末の谷山浩子さんの幻想図書館以来で、結構久しぶりです。


笑ったり、拍手したり、一緒に歌ったりしたはずなのに、それはなぜか、自分の中だけの出来事のよう。僕の皮膚から内側だけがリアルで、そして、それだけで完結してしまっている。一人でテレビの画面を見て、笑っているのと同じ。目の前で起こっているはずの出来事が持っている何か、空気感とか、そういったものを何にも感じることができない。
テレビの画面を見ることと、生で見ることの違いって何なのだろう?
それを感じたいと思って、出かけたはずなんだけど。期待しすぎたのだろうか?そもそも、そんなものがあるのかどうかも怪しいけど。音楽を聴いたり、映画を見ることでも感動したりするわけだし、結局は全て脳内現象だと言い切ってしまえば、全ては自分の中で起こっていることなんだし。
結局、僕の感受性の問題ってこと?。
会場にいながら一人でしかない自分を感じて、少し寂しくなった。



コンサート自体はとてもよいものだった(はずなんだけど)。個人的には『手のひらの宇宙』『May Storm』が聴けただけで十分だし。
潤子さんには、幸せであって欲しいと思いました。