コミュニケーションを求めているのか
摂食障害のための自助グループ『かなりかしょっぷ』主催のトークライブ:「人生にYesNo枕!」〜摂食障害・ひきこもり・ニートの人間関係学〜に参加。
「ひかるのアトリエ」
●6月18日〜7月1日
個展:「摂食障害とアート」
摂食障害という「一部」を持ち合わせたひかるさんによる個展。
●6月26日(日) 16時〜20時 1500円(1drink付き)
トークライブ:「人生にYesNo枕!」〜摂食障害・ひきこもり・ニートの人間関係学〜
<第一部> アーティスト・ひかるさんへのインタビュー
司会進行:齋藤直子(奈良女子大学大学院)、西岡知香(PSW)
<第二部> 上山和樹さん(ひきこもり問題)、樋口明彦さん(大阪大学大学院)に聞く
司会進行:岸政彦(関西大学非常勤講師)
上山さんのお話の中で印象的だったのは、「独立することと孤立することは違う」ということ。
僕の現在は「独立」ではなく「孤立」だということ。経済的には独立していても、社会、共同体、家族からは孤立した存在でしかない。思春期以降、コミュニケーションが苦手で、集団に属することが苦痛でしかたなかった。僕は、経済的独立を果たすことで、コミュニケーションの世界から完全に撤退することを実現した。「孤立すること」それが僕の願いだったから。でも、僕は今、「孤立」した状態をどうにかしたいと思いながら、コミュニケーションの世界にどうやって参入していけばいいのか分からないでいる。
ひかるさんは、摂食障害の自助グループで数年間(2,3年だったと思うが)活動しながらも、この5月になってやっと頑ななプライドから抜け出て、本当の意味でコミュニティに参入できたことを語っていたと思う。
「頑ななプライドを壊すこと」は、僕がコミュニケーションの世界に参入するために必要なハードルだと思う。そして、それを可能にするには、違和感を感じつつも、コミュニティの中に身を置くことが必要なのかもしれない。
なんとなく、自分に必要なことは見えてくるけど、それをどうやって実現すればいいのかは分からないけど。どうやって、一歩を踏み出せばいいのか。それが課題。