レ・ミゼラブル

生まれて初めて、ミュージカルというものを観た。
坂本エポニーヌが見てみたいという、なんとも俗な理由がチケット購入の動機だったのだけど、結果的に3枚ものチケットを手にすることに。


今日は、昼公演と夜公演の2回を鑑賞(会社は年休させていただきました)。


いろんな役者さんの芝居を見たほうが、なんだか楽しめる。当然なんだろうけど、演じる役者さんによってキャラクターの造形がかなり違って見えて、それぞれの役者さんの人生・考え方が伝わってくる。
特に、山口バルジャンは非常に印象的。バルジャンが社会を超越してしまった存在として見えた。家族とか思想とかを超越してしまっていて、「無条件の愛」の体現者とでも呼べばよいのか、そんな存在になっていた気がする。
現在の僕が、単純な家族愛とか友情愛などに、リアリティを感じないことも事実で、だから山口バルジャンに魅かれるのだろけど。そもそも、そんな自分自身が問題なのかもしれないが・・・


それから、生演奏なんだよね(あたり前なんだろうけど)。オーケストラピットの指揮者の姿を見ただけで、なんだか驚いた。


とにかく、僕の目の前で、生身の人間が演じている。そんなことに価値があるんだって思った。