帰省

帰省して 実家で年を越した
特別に 何かをすることもなかったのだけど 


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相変わらず 同じ事を繰り返し続けていた両親には どうしようもなさ を感じるばかり
10年以上前から あまり 変わりもせず
もうこれ以上は無理なのだろうか
「『家族』という幻想に囚われている」 僕自身は そうやって処理してしまったことだけど
当の本人にとっては 失われてしまった幻想 なのだろうか
本来 幻想でしかなかったものが 「失われてしまった」 という事実性によって より強固な幻想として立ち現れているのかもしれない


なんだか そんなディスコミュニケーションの現場に耐えられず
もう 逃げ帰ってきている


どんな形であれ 穏やかで 幸せであればいい
求めるものなんて そんなことでしかない
単純な事なんだろうけど うまくいかないね