酷く落ち着いている

 酷く落ち着いている。綺麗に死にたいと思う。純粋に。不安に駆動されることの無くなった心は、ただただ空虚であるだけ。そこには何も無い。なぜ、皆、生きているのだろうか? 僕には、生きている理由が分からない。たぶん、欲望の不在が原因なのだろうけど。
 休日だからだろうか? 心療内科の受診という唯一の予定を終えてしまうと、酷い空虚感だけが存在する空っぽの入れ物と化してしまう。やはり、何か予定を入れた方が精神的に安定するのかもしれない。関係性への扉を叩き続けることが必要なのだろうから。