どこで働くのか

 二次面接を受けに行ったはずが、給与の明細を提示され、内定を頂いてしまう。ちょっと拍子抜けしたが、安堵する気持ちも半分。まだ本命企業の結果が出ていないので、なんともいえないのだが。
 働くことに迷いはない。僕はニートには向いていないようだし、革命家にもなれそうにない。資本主義経済の労働市場で踊るように教育されてきたしまったし、資本主義のゲームを楽しむことの方が向いているのかもしれない。ゲームに振り回されるのはゴメンだけど・・・。つっこむのは片足ぐらいにしておきたい。
 先月は他の業界への転職を試みたりもしたのだけど、結局また戻ってきてしまった。いまは、システム開発の仕事に就くことに対して、特に迷いは無い。本当にやりたいことかは疑わしいけれど、特に拒む理由があるわけでもない。時間と経験の消去法によって選ばれただけの、特に積極的な理由付けが与えられることも無い、その程度の答えなのだけど、それで十分だろう。必要なのは受け入れる行為なのであって、それが出来れば十分なのだ。時の流れの結果という選択肢を選択したのだろう。
 さて、システム開発を仕事にすることを受け入れたとして、問題はその先の選択にある。どの分野の業務知識を持ったシステムエンジニアになるのか。技術者としての技術は必要だけど、どの業務分野を専門にしていくのかについては、いまだ選択する価値観を持ち合わせていない。できれば、その選択までに数年間の猶予が欲しいとも思うのだが・・・。
 企業を選ぶということは、必然的に業界を選択するという行為のような気がして、なんだか躊躇している。いつまでも転職活動し続けるわけにもいかないのだから、どこかで何かを選択しなければいけないのだけど、それが怖いんだよね。