CROSS†CHANNEL



 働き始めてから、ゲームすることなんてほとんど無くなってしまった。そんな中でも、年に1回ほどゲームしたい欲求に襲われることがある。1日、2日だけ遊んではみるものの、結局無駄な時間を過ごしたような感覚を抱くだけで、楽しめることなんてなかった。
 そんな中で、唯一、エンディングまで到達したノベルゲーム。最初はBGMに惹かれていてゲームよりもサントラの購入の方が早かったんだよね。もともとPCゲームなんだけど、PS2に移植されたのを機会に購入して、遊んでみることにした。遊んでみると、小説では表現することが難しいノベルゲーム特有の世界観の構成(いわゆるループもの)や、哲学的要素が散りばめられたシナリオにはまってしまっていた。いままでに経験したことの無い新たな分野だったんだよね。ちょっと意外だった。このゲームに出てくる「生きている人、いますか?」というフレーズは一生忘れることはないだろうな。
 ・・・っていう思い出深い作品でした。もう何年前になるのかなぁ。なんだか懐かしい。そういえば、最近、このゲームのシナリオを担当している田口ロミオ氏が、文庫本を出版したみたいで少し気になっています。読んでみようかな。