うまくいかないことを


舞台として完成された場で 舞台にたつのではなく
どーなるのかわからん不確実性のただ中に
つっこんでいって その場の空気をすこしづつ動かしていく

あるいは ふりかえって考えてみる
 
お客にうけなくても 
それでも人前にさらされていく道化のような存在で
いることの しんどさをひきうけていくことの
誇りを それぞれの人に感じるとき
かけがえのない時間やな とおもうのだ

いろんなことがうまくいかないとき
責め立てるのは簡単だ

でも 失敗を学べるのは当事者だけであり
特典なのだとおもう

いろんなことが、うまくいかないときの、処方箋 : 日々。生きる現代文学(上田假奈代さん)より