こわれ者の祭典

12/9(日)「こわれ者の祭典クリスマススペシャル」
「生きづらさ」の2割減と仲間との出会いを目指して・・・
出演:月乃光司・Kacco・大久保長男・アイコ・DAIGO,周佐則雄(予定)
司会:松本卓也(シネマ健康会)
会場:新宿ロフトプラスワン

 出演者の方々は、たぶんとても深い傷を抱えていて、とても長い時間苦しんで、そして今、その深い傷を詩や映像やお笑いなどの表現にまでもってくることができているんだと、そんなことを思う。
 たぶん今でも、その傷に苦しみながら、生きているのかもしれない。こういうことは比較すべきことではないのだろうけど、あえて言ってしまうならば、僕には彼らのように明確に自慢(ここでは出演者様の言葉を使って「自慢」と記述させていただきます)できるような傷と呼べるものは何も無く、自分という人間の存在の軽さ、希薄さみたいなものを感じてしまう。それは、ある意味幸運なのかもしれないけど、でも、その何も無さがゆえに、どうしようもなく苦しんでしまうこともある。
 「みんな違って、みんないい」って金子みすずの詩にもあったけど、みんなが持ってる苦しみの原因や状況は違うものでも、「いきづらさ」みたいな感覚は共有することができるものなのかもしれなくて、まぁでも、無理に共有する必要も無いのだけど、それでもみんなが生きているっていうそのことだけで、なんだかよかったんだ。
トップページ