ロバート・ハリス

B-chans'8 第一回公演 ボードヴィル芝居 「64sixty-four」
作・演出 ロバート・ハリス

2008年01月25日(金)〜27日(日)
場所:ラゾーナ川崎プラザソル

25日(金): 18:30開場 19:00開演
26日(土): 13:30開場 14:00開演 と 18:00開場 18:30開演
27日(日): 13:30開場 14:00開演
チケット(全席自由): 前売り3500円 当日4000円
お問い合わせ: 044-874-8501 (10:00〜21:00)
公演情報: B-chan's 8

 久しぶりにたくさん笑って、楽しかった。それと同時に、僕は「生きてるのかな?」ってちょっと思って、そして、僕も「生きていかなくちゃ」って、元気が出た。観に行ってよかったです。ありがとう、ロバート・ハリスさん、役者さん、スタッフの皆さん。
 「ボードヴィル?」 パンフレットには曲目が30曲以上並んでいて、これでお芝居になるんだろうか? なんて思っていたけど、そんなことは全然なかった。歌は確かに歌で、芝居は確かに芝居なんだけど、全く違和感無く、それらは繋がってストーリーを紡いでいく。凄いね!。感じてみてはじめて分かること。あぁ、なんか、これってすごいことなんだって、びっくりした。
 「64」 舞台設定である1964年のこと。当然、僕はまだ生まれていないし、その時代の空気も知らない。でも、そんなことは全然関係なかった。知ってる人はもっと楽しめたのかもしれないけど、過去を懐かしむような作品ではなくて、いつの時代も変わらない「生きる」ってことを主題にした作品だったから。ということで以下感想。
 社会情勢は変わっていく。未来はいつだって不安定で、お先真っ暗にしか見えないかもしれない。社会はね。でも、そこで生きる人々は、それぞれの人生を生きてるの。社会と個人が無関係だなんてことを言っているわけじゃないんだよ。社会は変わる。未来はいつだって分からないもの。だけど、自分の人生は自分で創っていくものなんだ。そんなメッセージ。社会がどうであろうとも、自分は自分の人生を生きていく。そのことには変わりないでしょ。
 だからね、先のことに対して過度に不安になるのは損なのよ。まぁ、僕は損な性格してるけどさ。自分の人生がこれからどうなるかなんて、誰にも分からない。だからこそ、楽しいんじゃない。未来の分かりきった人生なんてつまらないでしょ。イマを精一杯生きて、歩いていくことの方が大切なの。そうやって、自分の人生を紡いでいくんだもの。自分の手で。