空虚から虚空へ

 完全に死んでしまった人間としての僕にとって、自分という存在自体が、自分なんだけど、もう自分ではないよな気がするの。自分は自分という一人の存在なんだけど、それは全てであるような。
 自然。自ずと現れるもの。然るべきときに。だから僕は自由にしておくの。僕はいつでも生徒だから。自然という全てのね。