僕は今、誰なんだろうか。
僕自身が鏡像でしかないとしたら、僕の鏡はどこにあるのだろうか。


理想なんてものはどこにも無いし、今のこの生活以上の何かを想像することなんてできない。
僕以外のどんな僕も、今の僕には想像できない。


平日は仕事をして、仕事のために勉強して。
休日は惰眠を貪り、欲望を消費する。
規則正しい生活は大切だ。それでも、何も変わることが無ければ、そんなものにいったいどんな意味があるのか。


何も埋められず空いた時間、何も変わらず何も変えようとしない自分自身について考えざる得なくなる。無限ループに陥るのを避け、空虚で空いた穴でしかない自分を遠くから眺めるだけ。語彙も貧弱で、頭の悪さに自分自身あきれながら、何かを記述しようと試みるが、すべては滑り落ちていく。


自分以外はもはや風景でしかなく、自分自身は欠けた何かでしかない。