ロヒプノール

前回、追加していただいたウインタミンが無効であったことを伝えると、「これ飲んでみたら」といった感じで、新たな薬、ロヒプノールが追加になる。まぁ、次回の話のネタになるからいいかな。
そもそも、なんで僕は心療内科に通ってるのだろうか。「他に行くところが無いから」というのが結論になりそうなのだが、少し整理してみよう。
一つは身体的なことだ。以前通院していた心療内科の先生には「社会不安障害」と診断されていたのだが、やはり社会集団、主に職場における極度の緊張はどうしようもない。それをレキソタンがあっさりと緩和してくれることを知ってしまうと、これはもう手放せそうにはない。なんとケミカルな問題なのだろうか。根本的には、集団生活に馴染む訓練を怠ってきたことによる対人不安が原因なのだろうが、こればかりは一朝一夕に解決する問題ではない。人間関係への苦手意識と、ケミカルチューニングすれば大丈夫ってことを知ってしまうと、現状維持でOKとも思えなくもない。もちろん、社会参加できる程度の対人関係能力を身に着けたいのだけど、なかなか解決への一歩を踏み出せない。それから「不眠」というより「寝つきの悪さ」。眠りにつくのは午前3時〜4時前後。平日は仕事モードで大丈夫なんだけど、休日はスイッチが入らない。ずっと布団の中で呆然としているだけのダメ人間だ。そして休日に何もできないでいること自体が、虚無感を生み出すっていう負のスパイラル。眠たくなければ寝なければいいだけなんだけど、人間そうはいかないのが辛いところだ。
もう一つは社会的なこと。以前の日記にも書いたことで、上山和樹さんがお話されていた事だが、僕は「自立」というよりは「孤立」してる。定義上は、ニートでもひきこもりでもないのだけど、彼らのメンタリティに親和性を感じてしまうのは「孤立」という状態がおなじだからかもしれない。心療内科に通うことは、2週間に一回の人との接点なのだ。行く場所があって、話しかけてくれる人がいる。ただそれだけの事が、僕にとっての唯一といっていい救いだったりするのだ。なんと寂しい人間だろうか。
・・・そんな訳で、これからも通い続ける事になるだろう<<処方>>
朝食後

夕食後

就寝前

不眠時頓服