月曜日

 月曜日。いつもと同じ通勤電車に乗り、いつもと同じ道を歩く。いつもと同じ椅子に座り、いつもと同じようにパソコンに向かう。これといった充実感もなく、ただ漫然と時間だけが過ぎ去っていく。ただ与えられた仕事を、可も無く不可も無くといった程度にこなしていくだけ。虚しさだけが積み重なっていく。魂の抜けたような無気力な身体を操りながら、僕はなにをしているんだろうか。こんなことを続けていくことはもう無理だと暗鬱な気分になりながらも、そう感じてしまうこと自体が自分自身の脆弱さなのだと思うと、袋小路に突き当たってしまったようで、どうしようもなくなる。
 いま、僕は何をすべきなんだろうか。「干上がってしまう水槽ではなく、湧き出る泉であるように」確か大学時代に先生から聞いた言葉だ。僕の頭は、まさしく水槽のようで、ひび割れから水が洩れ続けている。洩れ続ける水を補うために水を注ぎ続けるべきなのだろうか。それとも、洩れ続ける水は、放っておくべきなのだろうか。正直なところ、水槽に水を注ぎ続けることには疲れてしまった。それだけのモチベーションを維持することができなくなってしまったし、結局、僕自身がひび割れた水槽でしかないことに気付いてしまった。必要なのは、水槽を泉にかえることなのだから。そのためには、どうしたらいいのだろうか?
 こんな雑記ばかり書き続けることしかできないのはどうしてだろう。「欲望は他者の欲望である」どこかの精神分析家の言葉。他者、関係性、実存的体験、生きる喜び、・・・僕には何もかもが欠如している。必要なのは、そういうものなんだろう。言葉では分かっているつもりだけど、行動しなければ何も始まらない。永遠に。