だから・・・

 だから、自分で考えて自分で行動するしかないんだよね。逃げることなく。
 そう、自分が存在しているっていう当たり前のこと自体もなんだか不安定で、だから安易に他者の論考に依拠してばかり。自分で考えたことなんて本当に何も無いんだなぁって、なんとなく思う。でも、本当の自分ってどうやって作り上げていけばよいのかまだよく分かっていない。
 一応、正社員という身分に甘んじている身ではある。でも結局、この世界で働くこと自体が新自由主義経済に加担しているのではないかという疑念は拭えない。そう思うと、仕事自体が酷くチンケな代物に思えてくる。「プライベート」と「仕事」と「社会」と。僕は意図的に3つのカテゴリーに分けて考えているつもり。「社会」について考え始めると、この新自由主義経済自体に違和感抱かずにはいられない。「社会」っていう上位レベルでそんな考えかたを抱く自分にとって、いま僕が従事している「仕事」っていう行為はなんとなく空疎に感じられて仕方ない。正直、どうでも良くなってくる。まぁ、ひとりの社会人として最低限の生活賃金を稼ぐ場ではあるのだけ。それ以上の感覚が存在しないんだよね。
 結局、空っぽなんだよね。「干上がっていく水槽ではなく、湧き上がる泉にように」って言葉があったけど、大切なことはそういうことなんだよね。自分の中に確固たる軸をもって、の本当の自分なんてものを作り上げること。それを怠ってきたツケがいま降りかかっているのだろうか。
 とりあえず、短絡的にならず、少しずつ社会かかわりながら自分の立ち居地を明確にする作業が必要なんだよね。