すべてを失っても何か残るものがあるのかな

「そういう人たちは、自分たちの目標とか、これがやりたいあれがやりたいという欲求すらわからなくなってしまう。そこから回復するには、かなりの期間がかかるよ。その状況に比べると、不安定でも俺らはまだましな選択をしたのかもしれない」
 澤田サンダーと過労死 : 地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

 あまり他人の言葉で語ろうとはしたくないのだけど、「欲求すらわからなくなってしまう」というのは、そのまま自分にも当てはまることなので参照させていただいた。
 でも、僕は働いていたときも、働かなくなってからも、同じように「やりたいこと」なんてなかったような気がする。働くかなくなってから変わったことといえば、消費する為に消費するような行為がなくなってしまったことだろうか。毎月のクレジットカードの利用明細がそのことを端的に示しているし、いままで消費対象としていたものに対する興味はほとんど失われてしまった。それは、それでいいようにも思う。
 回復することなんてあるのだろうか? 何が回復なんだろうか? その姿すら想像できないし、それを期待しているわけでもない。ずっとこのままのような気がするし、それでいいようにも思う。