ワーキングプア

 録画しておいたTV番組NHKスペシャルワーキングプア 〜働いても働いても豊かになれない〜』を視聴。

NHKスペシャル
7月23日(日)午後9時〜10時14分
総合テレビ
ワーキングプア
〜働いても働いても豊かになれない〜
社会経済
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働いても働いても豊かになれない…。どんなに頑張っても報われない…。
今、日本では、「ワーキングプア」と呼ばれる“働く貧困層”が急激に拡大している。ワーキングプアとは、働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちだ。生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1。400万世帯とも、それ以上とも言われている。

景気が回復したと言われる今、都会では“住所不定無職”の若者が急増。大学や高校を卒業してもなかなか定職に就けず、日雇いの仕事で命をつないでいる。正社員は狭き門で、今や3人に1人が非正規雇用で働いている。子供を抱える低所得世帯では、食べていくのが精一杯で、子どもの教育や将来に暗い影を落としている。

一方、地域経済全体が落ち込んでいる地方では、収入が少なくて税金を払えない人たちが急増。基幹産業の農業は厳しい価格競争に晒され、離農する人が後を絶たない。集落の存続すら危ぶまれている。高齢者世帯には、医療費や介護保険料の負担増が、さらに追い打ちをかけている。

憲法25条が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」。それすら脅かされるワーキングプアの深刻な実態。番組では、都会や地方で生まれているワーキングプアの厳しい現実を見つめ、私たちがこれから目指す社会のあり方を模索する。
番組キーワード ピックアップ

ワーキングプア ・雇用 ・景気 ・低所得 ・規制緩和

 登場する若者が、明日の自分の姿のようで絶望的な気分になる。そもそも、働くことって何だろうか? そんな疑問を抱かざるを得なかった。
 結局のところ、生きていくにはお金が必要なのだ。働くことによって賃金を得る。このこと自体が、もはや当たり前のことではないだと思う。働くことが利益を生み出さないのならば、賃金を得ることは出来ない。利益に結びつかない働き方をしていては収入を得ることなど出来るはずもない。働いても豊かになれないのは、働き方が間違っているからだろうか。そんなことを思うと、結局は経済を知ることしかないような気分になる。どこからお金は生まれるのだろうか? なぜ、働くことで賃金を得ることができるのだろうか? 
 この国で生きていくには、常に利益を生み出す労働力の提供者であり続けることが必要なのだ。でなければ、不要な存在として切り捨てられてしまう。社会構造や経済構造の激流に耐えて生きることが求めらる様な気がして、酷く絶望的な気分になった。
 いつでも死ぬことが出来るように、完全な自殺薬を手にしておきたい。それが一番のお守りなのだから。
 

 …たぶん、こんな気分自体がダメなのだろうと思うけど。